トラブルは突然やってくるもの。
住んでいるところの水道関係の設備が故障して水道水が出なくなった。
給水タンクが故障したらしい。
それに気づいた時には既に遅く、水道をひねっても数滴落ちてくるだけだった。(ずっとじゃなくて最初だけ)
修理には時間がかかるらしく、火曜日に故障して、修理されるだろう日は土曜日とのこと。
今考えれば、月曜の夜には既に水道水に空気が混じっていたので、兆候があったのだと思う。
とりあえず火曜の夜から土曜の昼くらい?夜かな?4日間は水道が使えない前提で考えていく必要があるようだ。
幸いにも、災害時のようにどこにも水がない!という状態ではない。
公園に行けば水が出るし、電気も使える、ガスも出る。
上に幸いと書いたが、本当に幸いで、危機意識が否応なく向上していくのを感じる。
これは30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確率70%の予行演習だと思って、どうすべきだったのか、どうしたら良いのかを調べてまとめていこうと思う。
目次
準備すべきだったもの
東京防災と言う本がある。
1冊130円で購入できるらしいが、電子書籍版は無料である。(Amazonで購入可能だった)
一時期ニュースにも取り上げられていて、意外に有用であるという意見が多かったように思うので、これを参考にしようと思う。
準備すべき物の参考資料としては、84ページの「物の備え」というページが参考になりそうだ。
食品としては、以下が最小限備えたいアイテムとして挙がっていた。
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- 水(飲料水、調理用など)
- 主食(レトルトご飯、麺など)
- 主菜(缶詰、レトルト食品、冷凍食品)
- 缶詰(果物、小豆など)
- 野菜ジュース
- 加熱せずに食べられる物(かまぼこ、チーズなど)
- 菓子類(チョコレートなど)
- 栄養補助食品
- 調味料(醤油、塩など)
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次に、被災地を経験して重要だった物として以下が挙がっていた。
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- 水
- カセットコンロ・カセットボンベ
- 常備薬
- 簡易トイレ
- 懐中電灯
- 乾電池
- 充電式などのラジオ
- ビニール袋
- 食品包装用ラップ
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最後に、生活用品として以下が挙がってた。
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- 生活用水
- 生理用品
- 充電式などのラジオ
- 持病の薬、常備薬
- 使い捨てカイロ
- 携帯電話の呼び張っておりー
- 救急箱
- ライター
- ラテックス手袋
- ティッシュペーパー
- ゴミ袋、大型ビニール袋
- 懐中電灯
- トイレットペーパー
- 簡易トイレ
- 乾電池
- ウェットティッシュ
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以上を眺めると、断水時に必要なものは以下であると思う。
・水(飲料水、調理用)
・簡易トイレ
・生活用水
・ビニール袋
・食品包装用ラップ
・ウェットティッシュ
個人的に水のペットボトル2リットルを24本は確保していた。
簡易トイレも50回分は購入済みだった。
ビニール袋もスーパーの袋有料化への対応の為に1袋購入し、ゴミ袋も数袋ストックがあった。
タイミングが良い事に食品包装用ラップとしてサランラップ4ロール(30cm×20メートル)が買い置きしてあった。
しかしながら、ウェットティッシュは1枚もなかった。
コロナの影響で、最近頻繁に手を洗うようになったが、断水時には手が洗えないという事に初日の夜に気づかされた。
このウェットティッシュは手を洗う代わりになったり、体を拭ったり、テーブルなどを拭いたりと万能に使えるようなので、至急揃えた方が良いと思ったので夜の内に注文しておいた。
採点するなら運良く80点といったところだと思うが、満点を取れていないと本当の災害時に凄い不便になるのだと思う。
ここには書いていないが、常日頃の断水への備えとして、風呂に水を張るのが有効であるらしい。
私は湯船は使わない派なので、そんな活用法があるということを思いつきもしなかったが、湯船に浸かるのには防災意識もあったのかと関心してしまった。
と言うわけで、ウェットティッシュが不足している事がわかった。
今後は定期的に購入しておこうと思う。
断水時の生活
これは今回は厳密にやる必要が無いが(トイレは公園行けば良いし、風呂は銭湯に行けば良い)とりあえず調べた。
断水時、とにかく水は貴重で、飲み水確保が第一なので、飲み水以外の水は節水する必要がある。
まずシャワーは無理で、バケツに入れた水を浴びるとか、盛大に水を使うのも無理である。
体を綺麗にする場合は、水で濡らしたタオルで拭くことすら贅沢なので、準備しておいたウェットティッシュで丁寧に拭う。
髪を洗うのも水なしシャンプーを利用したり、髪用のウェットティッシュを使用する。
食事をするときには、食器にラップをして食器を洗わなくても良いようにする。
箸やスプーンなどのカトラリー類も使い捨てを利用し、コップも紙コップ等を利用する。
トイレも使えない。
今回は単なる断水なので、風呂水等を使えば流すことができる。
ついでに言えば近所の公園のトイレを使えば事足りる。
しかしこれが本当の災害だった場合水嚢などを作って塞がないと下水が逆流してくる可能性があるそうなので、トイレを風呂水で流すような方法は使えないので、簡易トイレを使う必要がある。
トイレについて調べていたところ、通常のビニール袋だと細かい穴が空いているため、臭いが漏れるらしい。
BOSという袋なら匂いが漏れないらしいので、こちらも備蓄に入れておこうと思う。
断水時、水がないとはどういうことかを念頭に置いて考える必要があることが分かる。
しかしながら実際に体験しないと分からない事も良く分かる。
同様にガスがない、電気がない場合も考える必要がある。
電気がない場合は?
電気がない場合は、家電が全滅する。
今目の前にあるスマホやらパソコンやらも使えない。
電気がない場合に使えないものを想定し、どうすれば良いか考えて欲しい。
例えば、テレビはつかないからニュースを見られない。
そのため、ポータブルワンセグやスマホのワンセグ、ラジオが大活躍する。
スマホでネットは、混雑していて使えない可能性があるので、情報が垂れ流されているリアルタイムの媒体が必要だ。
ラジオやらワンセグやらを使うのには電気が必要であるが、当然コンセントに繋いでも電気は来ていないので、モバイルバッテリーか電池の出番になる。
モバイルバッテリーの場合、使い切ったら終わりであるので、充電するために、CB缶の発電機、石油の発電機、ソーラーパネルなどを用意しておきたい。
ソーラーパネルやCB缶の発電機の場合保管は容易であるが、石油発電機は大抵ガソリンなので保管が大変で、いつぞやにあった放火の影響でガソリンをタンクに入れて売ってくれない傾向にあるため確保すら大変であるので除外した方が良い。
最も手軽なのはソーラーパネルであるし、安いので1個くらい手元にあると便利だと思う。
ちなみに、昔ながらの手回し発電は、ガラケーなら充電できたが、スマホはバッテリー容量増大の影響から全然充電できないらしいので除外する。(適当にネットサーフィンしてみたところ、%が増えないそうだ。たぶん消費電力が多すぎるのだと思う)
CB缶はカセットガスボンベのこと。
CB缶の発電機は、カセットガスコンロと一緒に保管してあるカセットガスボンベを使えば良いから簡単に使えるが、高い。
10万以上するから余裕があれば購入したいところかもしれない。
しかしながら、CB缶は災害本番では煮炊きに使うのは主流になると思う。
火は薪を燃やしても付けられるが、薪なんて近くにない。
木を切り倒したら燃やせるかというと、生木は燃えない(燃えても煙が凄い)らしいので、現実味がない。
なので発電に使ったら大顰蹙をかって孤立してしまいそうなので、大容量バッテリーやモバイルバッテリーや電池を備蓄しよう。
電池を備蓄する場合は、電池からスマホを充電できるアダプターもついでに購入しよう。
冷蔵庫等も使えなくなるので、冷凍庫->冷蔵庫の順に先に食品を消費する必要がある。
これについては特に対策が思いつかない。
釣りをする人はクーラーボックスをちょっと大きめにして、冷凍庫に氷を多めに作っておくくらいだろうか?
他に必須の家電といったら、天上にあるライトだろう。
これは懐中電灯やバッテリー搭載ライトを使うことでなんとかするしかないと思う。
ろうそくという選択肢もあるにはあるが、ろうそくは火なので火災の危険が非常に高そうなのが怖い。
そもそも火が部屋にあるというのに慣れていないので、倒したり、忘れたりして火災になりそうだ。
もっていて損はないと思うチャッカマンやらマッチやらと一緒に持っておこうとも思うが、怖いので、先に懐中電灯とかを使いきってから考えよう。
他に必須の家電といったら、エアコンだろうか?
夏なら冷房、冬なら暖房として大活躍だと思う。
これは、石油ファンヒーターとかに置き換えても良い。
とにかく電気がないと動かない空調機器全般のことだ。
灯油を常日頃から使っている人は、冬用の暖房として、石油ストーブと灯油を備蓄するのが一番手っ取り早いと思う。
CB缶を備蓄しているはずなので、イワタニが出している風暖、マイ暖、デカ暖といった商品も選択肢に入る。
それほど寒さが厳しくないところでは、暖かい毛布や厚手の羽毛布団などを用意しておけば良いだろう。
冬はそれで良いとして、夏はどうするか?
夏の涼を取るものとしたら、エアコン、扇風機といったものが浮かぶがどちらも使えない。
使えそうなのは団扇と扇子くらいだろうか。
無いよりはあった方が良いくらいの勢いで買っておこう。
あとは日陰を作る意味で、すだれを買ったり、窓に断熱シートを貼ったりするくらいだろうか。
とにかく、とりあえず電池と電池でスマホを充電できるアダプターを備蓄しておこう。
懐中電灯もついでに買って、全部単三とか単四で統一すれば7日くらいは耐えられると思う。
ガスがない場合は?
ガスがない場合の備えはCB缶の備蓄に尽きると思う。
最も手軽で安全性も高いと思う。
他にはOD缶やアルコール、旅館で鍋物の下にある固形燃料がある。
キャンプに行く人は炭だったり、OD缶だったりを備蓄すれば良い。
ちなみに、OD缶は寒冷地対応のものが存在するようだ。
調べたらCB缶にも存在した、ブタンが主成分の場合、沸点が0.5℃なので、0.5℃未満で使えないが、ブタン以外のものが主成分の場合沸点が下がるので(値段が変わる代わりに)寒冷地でも使えるということになる。
と、調べていて、プロパンが有効である事に気づいた。
プロパンを使うと常日頃の価格と引き換えに凄い優秀な災害対策をしていることになる。
実に素晴らしいと思う。
CB缶やらOD缶を揃えたら、それに対応したコンロを購入しよう。
CB缶の場合はカセットコンロ、OD缶の場合は登山用品のようなものを買えば良い。
アルコールを使う場合はアルコールストーブというのが使えそうだ。
サイフォンを使っている人は多めに備蓄して、アルコールストーブも揃えてはいかがだろうか。
固形燃料は1年間しか保存できないらしい。
CD缶が5年程度保管できるのに比べると心許ないので、趣味で固形燃料を使って調理している人以外はあまり考慮する必要はなさそうだ。
これもとりあえずCB缶とそれ用のコンロを備蓄しよう。
冬の鍋にも、焼き肉にも使えるから持っておいて損はない。
とりあえず持っておくもの
とりあえず以下があれば最低限生きていける気がする。
・水
・保存食
・携帯トイレ
・ウェットティッシュ
・CB缶
・CB缶用のコンロ
・単三電池 or 単四電池
・ラジオ(上で買った電池に対応したもの)
・懐中電灯(上で買った電池に対応したもの)
書き終わってから気づいたのだが、東京防災のような情報誌は紙で持っておこう。
電子データはスマホが使えなくなるので見られなくなってしまうので・・・。