FIREについて考える。支出を減らすにはどうすか?1日当たりたった100円で!は凄く高い

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何回かFIREについての記事を書いた。

FIREの基本は支出の削減であるという理念を参考に、FIREの敷居が高くてできないにしても何か実践していきたい。

 

というわけで、支出を考えてみようと思う。

 

一般的に家計の支出と言った場合は、以下の様なものが浮かぶと思う。

非消費支出 29,092
食料 27.70% 65,265
住居 5.80% 13,666
光熱・水道 8.40% 19,792
家具・事務用品 4.00% 9,425
被服及び履き物 2.60% 6,126
保健医療 6.40% 15,079
交通・通信 11.90% 28,038
教育 0.00% 0
教養娯楽 10.30% 24,268
その他支出 11.90% 28,038
交際費 10.90% 25,682
合計 235,615

 

この表は、以前の記事で貼り付けた老後の最低日常生活費の表である。

食費だったり、住居費だったり、一般的なものだと思う。

 

今回は、いわゆる固定費を考えたい。

固定費はなぜか神聖なものとして再検討されない事が多いので、いったん考え直してみると無駄だったということになるんじゃないかと思ったのである。

 

表で言うところの、「住居」や「光熱・水道」や「通信」がそれに当たる。

簡単に言うと、月々の家賃/住宅ローンの返済額/固定電話代/携帯電話代(通信量)/光熱費/水道費などのこと。

 

目次

住居費

家賃/住宅ローンは分かり安い。衣食住の住部分の費用である。

「家賃 いくらまで」とGoogle先生に問い合わせると、だいたい収入の1/3と出てくる。

この収入というのがくせ者で、月収(税込み)であったり、手取りであったりする。

月収20万の人の手取りはだいたい16万であるので、ここだけで4万も差が開いている。

この情報を鵜呑みにして(というか、賃貸会社のHPに書いてあるので、営業さんもこれを言ってくるから従うしかないんじゃないかと思うが・・・)、月収の1/3の家賃を支払う場合、家賃は66,666円まで許容できることになる。

手取りの1/3の場合は、53,333円であるので、1.3万円余分に払っていることになる。

また、最近は日本人全体が貧乏になってきたせいなのか、家賃は手取りの20%~25%におさめるべきという情報も見つかった。

その場合支払える金額は税込み20万の場合40,000~50,000円、手取り16万の場合32,000円、40,000円となる。

 

66,666円との差は26,666~16,666円。53,333円との差は21,333~13,333円となる。

収入の(手取りの)1/3まで家賃を支払えるという情報を信じている場合、毎月13,333円~26,666円も無理をしてお金を使ってしまっている可能性があることが分かる。

この金額をFIREらしく、年利4%で30年積み立てた場合、以下の金額が手元に残ることになる。(1,000円未満は見づらかったので切り捨て)

 

13,000円:元金[4,680,000円] 利息[3,103,385円] 合計[7,783,385円]

26,000円:元金[9,360,000円] 利息[6,207,023円] 合計[15,567,023円]

(元金0、月の積立額が以下、金利4%、積立年数30年、1年複利、利息切り捨て、税率20.315%)

 

意外にでかくないだろうか?

老後2,000万円問題はなんか解決できそうな勢いだと思う。

これを見てしまうと、今の人はお金を使いすぎて自分の首を絞めているだけだと思ってしまう。

 

ここは世間一般の普通になるのは諦めて、家賃に1/3も使うのはやめ、いったん実家に帰ったらどうだろうか?

子供部屋おじさんとか揶揄されるが、家には20%なり25%なりをおさめて経費として使って貰えばいいんじゃないだろうか?

他人にマウント取るのに30年後の700万は多すぎると思う。

 

通信費

次に不可侵になっている通信費を見ていこう。

インターネットの固定回線は凄く高いが、選択肢がない(入るか、入らないか)ので除外する。(これが不可侵たる所以か?)

固定回線を除外するのは、在宅勤務(テレワーク)をする上で必須と思っているからである。

また、通信量当たりの金額は携帯回線に比べると格段に安いから割合高い携帯回線の方にフォーカスしていきたい。

 

ちなみに、通信費とは電話代だけのことではない。

電話料金/郵便代金(はがき代とか)/宅急便の配達料/FAX/インターネット関連費用/有料放送費用などが当てはまる。

FIREしたい世代ではがきを1枚でも買っている人はいないと思う。

年末に年賀状を買うんじゃないかと思っている人がいるかもしれないが、たぶんLINEやらメールやらを使って済ませてしまっている人が大半で、わざわざ55円?(54円?)のはがきを買って、手書きしてなんて人は絶滅危惧種だと思う。

文化の存続という意味では良いかもしれないが、FIREの節約という意味では無駄金なので、もしやっているならやめるのをお勧めする。

また、有料放送を見ている場合は、とりあえずやめてみるというのはどうだろうか。

入っていなければ見なくなるので、もしかしたら惰性で見ている、契約しているだけで要らないかもしれない。

 

さて、通信費について見ていこう。

通信費といったら携帯代である。

docomo/au/softbank/最近は楽天?の4社が有名である。

楽天は新参なので、ぶっちゃけdocomo/au/softbankだけといっても過言では無いと思う。

「携帯電話代 平均」でGoogle先生に聞いたところ、docomo/au/softbank利用者の平均利用額は8,312円。

格安SIM利用者の平均利用額は4,424円と出てきた。

この差額は3,888円。これは月額なので年46,656円も節約できる。

個人的には3社の料金が高いのは対面サポートだったり店舗維持だったりの費用が高いからだと思っているので、Webですべて完結させられる人は払う必要が無い金額である。

通信販売でよく聞く、一日当たりたった100円で!というやつだろう。

1日100円は月3,000円。年36,000円である。

信じられないくらい高いと思う。

が、人は頭が悪いので1年でいくら、10年でいくら、30年でいくらという計算が瞬時にできないから安く感じてしまう。

ちなみに、1年36,000円。10年360,000円。30年1,080,000円である。

これをいつもの4%で積み立てると[1,796,007(税別)]になる。

高く無いだろうか?

 

これが高いと思ったら直ちに見直しをしよう。

 

また、最近流行のサブスクリプションもこの辺に含まれるものが多いと思う。

Netflix、Hulu、U-nextなどがあると思うが、大抵月1,000円以上の金額が設定されている。

複数契約している場合は1つに絞ろう。

そうすれば支出が契約している 1/サービス数-1 になる。

月1,000円でも節約できれば将来楽になると考えよう。

 

ちなみに、服のサブスクリプションとかも同じである。

自分で選ぶのが面倒だから契約しているのだと思うが、買い物が気晴らしになる人は契約を解除し、自分で買い物に行こう。

ストレスも減って節約できて一石二鳥である。

 

買い物が苦痛の人はそもそもそんな服なんて要らないと思うので、ユニクロ(は高い?)とかしまむら(は女性服ばかり?)とかGUとかで購入しよう。

もしかしたら、服の中古ショップで買った方が良いものが安く買えるかもしれない。

 

食費

一応書いておくが、個人的に食費を節約するのはお勧めしない。

といっても、毎回外食だとか、1日3回ラーメンを食べているとかはやめた方が良い。

 

食費を節約すると節約した気になれるが、お腹が減ると、なんといっても健康を支払ってお金を浮かせているだけになる。

20代は良い。が30代、40代と時間が経つにつれ、体調が悪くなり、医療費がかさむことになる。

過度な支出は減らした方が良いが、減らしすぎて食事の栄養バランスが崩れると未来を代償にするだけになる。

 

 

 

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