FIREについて調べて見た

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目次


1. FIREとは

FIREとは、

Financial :経済的
Independence:独立
Retire :リタイア
Early :早期

のこと。

経済的に自立をして、早期リタイアするという考え方。
個人的には労働するのは嫌いなので、とても魅力的に見える。

FIREの火付け役はピート・アデニー。たぶんアメリカ人。
ピート・アデニーが30歳までに60万ドル(2021/03/08 09:57時点の米ドル円は108.34円なので、65,004,000相当)をため、その運用益だけで生活しているというのが発端のようです。

明確に情報が出てこないが、「the FIRE movement」というのが2018年頃に起きていて、FIREという名前が付けられたのはブログ発表された2016年頃。
2010年頃のFIREはミレニアル世代(1989-1995年生まれ)に支持されたらしい。
ちなみに、ブログはここ(https://www.mrmoneymustache.com/)。FIREについて書いてる記事はこれ(https://www.mrmoneymustache.com/2012/05/29/how-much-do-i-need-for-retirement/)かな?

定年まであくせく働いて、定年後ようやく余暇を過ごすというような過ごし方は、楽しむ時間が短すぎるから早めにリタイアしたいということのようだが日本で言う「人生100年時代」に対応したものではなく、平均寿命まで生きる前提。
平均寿命はアメリカなら70歳前後、日本なら80歳前後。100年大丈夫だと考える場合は20-30年乖離があるので注意が必要。

また、FIREでの生活は贅沢な生活とは言えず、最低限の生活だけを行う。
爪に火をともすとは言わないが、贅沢は想定されていない暮らしになる。

それを差し引いても、ピート・アデニーのように30歳でリタイアした場合は、一般的な60歳定年の人に比べて30年分時間に余裕が生まれる。


2. FIREのメリット

FIREを行うとどんなメリットがあるのかというと

・余暇の増加
・お金の不安からの解放
・活動的な時期に活動できる(30代とか40代とか)

が挙げられる。

活動的な時期に余暇が増えるのは凄いメリットであると思うが、お金の不安からの解放はちょっと疑問を感じる。
定期的な収入がない状態でお金の不安が無いというのはどうも納得できない。
ただ、FIREを学んでいくと投資による定期的な収入を得ているので、その辺でなんとかしているのだと思う。

FIREをする人は「自由」が欲しい。


3. FIREした場合の余暇の増加量

30年丸々浮くのかと言えばそうではなく、以下の時間を自由に使えると考えるべきだと思う。

■前提条件


 Googleで出てきた一番上の情報を参照。URLの左は検索ワード。

 睡眠時間:7時間43分
      平均睡眠時間:https://www.nishikawa1566.com/company/laboratory/topics/01/
 通勤時間:1時間19分(往復)
      平均通勤時間:https://www.haseko-sumai.com/kurashi/archive/detail_443.html
 平均年間休日:120日
        平均年間休日:https://roudou-pro.com/columns/37/
 平均労働時間:男性 180時間~200時間
        女性 160時間~180時間
        ⇒ 180時間とする
         https://job-q.me/articles/3637
 休憩時間:1時間
      労働時間が1日平均8時間を超えているので、最低1時間あるはず。
      https://www.kaonavi.jp/dictionary/prescribed-working-hours/
 朝食時間:12分
      平均朝食時間:https://resemom.jp/article/2015/05/08/24413.html
      検索2位(1位は何時頃食べるかだったため)
 昼食時間:昼食は休憩時間中に摂取していると考えられるため、除外
 夕食時間:33分
      平均夕食時間:https://resemom.jp/article/2012/11/12/10796.html
 平均通勤準備時間:
          男性:50分
          女性:70分
          間を取って平均60分とする。
          朝の支度 時間 男:https://www.ielove.co.jp/column/contents/02317/
平均家事時間:
      33分
      独身男性 平均家事時間:https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20161201_6.pdf
      図2 全員平均時間(家事)を参照

■働いている場合の時間
 年間休日 :
      120日
 年間労働日数:
      365日 - 120日 = 245日
 1日の睡眠時間以外の時間:
      24時間 - 7時間43分 = 16時間17分
 1日の労働時間:
      180 / ( 245 / 12 ) = 180 / 20.41666666666667 = 8.816326530612243
      0.816326530612243時間 = 48.97959183673458分(49分とする)
1日の内、睡眠/労働で使えない時間:
      24時間 - 7時間43分 - 8時間49分 = 7時間28分
上から通勤時間を減算:
      7時間28分 - 1時間19分 = 6時間7分
上から休憩時間を減算:
      6時間7分 - 1時間 = 5時間7分
食事時間(朝・夕)を減算:
      5時間7分 - 12分 - 33分 = 4時間22分
朝の支度時間を減算:
      4時間22分 - 60分 = 3時間22分
家事時間を減算:
      3時間22分 - 33分 = 2時間49分

■FIREした場合の時間


 休日は同等という前提で・・・

 年間休日 :
      120日
 年間労働日数:
      365日 - 120日 = 245日
 1日の睡眠時間以外の時間:
      24時間 - 7時間43分 = 16時間17分
 食事時間(朝・夕)を減算:
      16時間17分 - 12分 - 33分 = 15時間32分
 朝の支度時間を減算:
      15時間32分 - 60分 = 14時間32分
 家事時間を減算:
      14時間32分 - 33分 = 13時間59分

■FIREした場合と働いている場合の余暇時間の差


 (FIREした人の余暇時間)13時間59分 - (働いている人の余暇時間)2時間49分 = 11時間10分

というわけで、FIREした場合の余暇は働いている人に比べて1日平均11時間10分多い。
(11時間10分 * 245日 = 2735.833333333333 = 2,735時間50分/年)

この1日平均11時間10分(この1日は平日、休日は労働者と同等のはずなので)が凄い魅力的に感じる場合はFIREをやった方が良いし、そもそも働きたい人はFIREをやるべきではないと思う。
30代後半になると、働いていないと暇で仕方ない(休日やることがない)という話も聞くので、人によると思う。
なお、この余暇を使って旅行三昧とかグルメ三昧とかはできない(FIREは最低限の生活をする金額を算定して資産形成するので)ので、注意が必要。
お金無いと何もできないならたぶんFIREは無理だと思う。暇で死んじゃうんじゃないだろうか。


4. 「4%ルール」

 

FIREで早期リタイアするために貯めるお金を算定する絶対ルールらしい。
4%で運用した場合に必要な金額は、

1年に掛かる費用 * 25

というのに尽きる。

1年間に掛かる費用が100万なら2,500万必要だし、500万必要なら、1億2,500万必要になる。

この4%というのは、インフレ率3%を想定して算出されているようなので、インフレ率が3%より低い日本ならもっと少なくできる可能性がある

インフレ率が3%より低い日本では、もっと少ない費用でFIREを始めることができるという記事もあった。

日本のインフレ率の推移(https://ecodb.net/country/JP/imf_inflation.html)というデータがあった。
1993年に1.24%のインフレ率は、翌年0.70%に下がり、以降2020年までに1%を超えたのが2008年と2014年にしかないので、1%以下の想定でも良い気がする。
しかしながらこれは日本のインフレ率で、必要な金額は海外のものの値段なども変わってくると思うので、多めに見積もっておいた方が安全だと思う。

アメリカのインフレ率(https://ecodb.net/exec/trans_country.php?d=PCPIPCH&c1=US&c2=JP)はここ20年ほど3%前後で推移しているようなので、3%というのはいい線なんだと思う。


5. リスク回避の資金

 

投資をするので、10年に1回くらい暴落が起こる。
暴落したら当然株とかの値段が下がり、収入が減るので、そのリスクを回避するためのお金が必要という話。

このリスク回避の資金は年費用の5倍必要。

「4%ルール」と一緒にすれば、FIREに必要な金額は1年に掛かる費用の30倍ということになる。

1年で掛かる費用が100万なら3,000万、500万なら1億5,000万。

 

6. 1年に必要な費用の算出

 

自分の支出を計算する必要がある。
支出を計算する場合は、本当にその支出が必要なのかどうかを検討し、必要無ければ削減する。

そして積み重なった費用でできたのが1年に必要な費用になる。

ということらしい。
日本で出てくるのは殆どこちら。

6-1. Lean, Fat, Coast

 

FIREにはLean FIREとFat FIRE、Coast FIREという考えがあり、上の費用算定はLean FIRE。

Fat FIREは最低限では生活できない人向けの算出方法。
アメリカの平均支出は年6万ドルだが、ニューヨーカーは平均10万ドル必要で、ニューヨーカーの場合10万ドル*25の250万ドル貯める必要がある。

「FatFIREは、倹約を完全に受け入れないことや、慣習となっている特定の生き物の快適さをあきらめないことを選択した起業家や高収入の専門家にとっては早期退職です。それは、元気な麻酔科医の経済的自立です。」

なんか上の様な事が書いてあった。
Lean FIREは凄い節約して最低限の生活をするための費用を貯めるが、Fat FIREは節約しないで生活できる最低限の費用を貯めるという感じのようだ。
つまりLean と Fat の違いは節約するかしないかFatでいければそれに越したことはない。
当然Fatの方が余裕があるのでLean FIREを選択した人に比べて色々融通が利く。


Coast FIREは特定の年齢までに目標数まで貯金し、貯蓄を停止して、複利で最終的な退職を達成するという考え方。

これは、早期リタイアをしない場合にも適応できそうだ。
ぱっと見た感じ、老後2,000万円問題の解決策的な感じに見える。

特定の年齢(例えば60歳)までに、○円(例えば2,000万円)必要な場合、特定の時期(例えば30歳)までに○円貯めればあとは利回りだけで60歳時点で2,000万円貯まっているという感じ。

リタイアする年齢を60歳(定年)にすれば老後2,000万円問題の解決策だし、50歳にすれば擬似FIREっぽくできる。

ちなみに、利回りが4%で60歳時点で2,000万円必要で、30歳までに貯める必要がある金額は6,166,374円
30歳時点で6,166,374円貯めて4%で運用すれば、60歳時点で勝手に2,000万円貯まっているので、30歳時点から貯金しなくて良い、ということらしい。

これを30歳引退、30歳までに○円に替えたものがLean FIREと言える。

早期リタイアしないにしても、定年時点でいくら必要かを計算する場合には指標になると思う。


6-2. Coast FIREを使った老後資金を貯める目安

 

ゆとりのある老後に必要な金額は平均36.1万円。
定年が60歳の場合、日本の平均寿命が84.43歳(男性81.41歳、女性87.45歳)なので、24.43年分の資金が必要ということになる。
24.43年分の費用は1億584万(年金とかを気にしない場合)。
実際には年金がもらえる事になっているので、(会社員の男女平均厚生年金(+国民年金))14万7,000円/月を引くことにする。
年金をもらえるのは65歳かららしいので、65歳からの19.43年受け取ったとして、6,854.904万円(四捨五入:6,855万円)となる。

上記から、60歳時点で必要な金額は 1億584万円 - 6,855万円 = 3,729万円 。

3,729万円を確保するためにそれぞれの年齢までに貯める必要がある金額は以下の通り。

30歳:11,497,203円
35歳:13,988,106円(30歳からの増加金額:2,490,903)
40歳:17,018,670円(35歳からの増加金額:3,030,564)
45歳:20,705,814円(40歳からの増加金額:3,687,144)
50歳:25,191,788円(45歳からの増加金額:4,485,974)
55歳:30,649,662円(50歳からの増加金額:5,457,874)

 

前半で達成するほどココロに余裕ができるので、できるだけ早く達成したいところ。
年齢が高くなれば年収が上がるから後半の方が達成が容易なのかと言えば、最新は給与が横ばいで上がらず、年齢が上がるほど支出が増える(子供が大きくなるとか、病気になるとか、家を買うとか)傾向のようなので、前半頑張った方が達成しやすい気がしなくもない。

ちなみに、22歳(大卒)から働き始めたとして、各年齢までに必要な月額は以下の通り。

30歳:119,763円/月 (貯められる期間: 96ヶ月)
35歳: 89,667円/月 (貯められる期間:156ヶ月)
40歳: 78,790円/月 (貯められる期間:216ヶ月)
45歳: 75,021円/月 (貯められる期間:276ヶ月)
50歳: 74,976円/月 (貯められる期間:336ヶ月)
55歳: 77,398円/月 (貯められる期間:396ヶ月)

期間が短い分30歳の必要金額が最も高い。
以降50歳まで徐々に下がるが、55歳では少し増えている。
これは、必要金額の増加を時間が吸収仕切れなくなっているのが原因だと考える。

 

6-3. Lean FIRE, Fat FIREに必要な費用

 

Lean, Fat FIREのどちらの場合も、年に必要な金額を算出する必要がある。
算出に当たって一番良さそうなのは、今まで付けていた家計簿を元に必要な金額を算出することだと思う。
会計簿を正しきつけていた時間が長ければ長いほど、FIREに必要な金額を算出する正しい金額が導き出せると思う。
1年を通じて毎月同じ金額を使っていることはないはずで、食費が高かったり低かったり、自動車保険が年払いで掛かっていたりいなかったり、旅行したらどかっと増えていたり、そんな履歴が垣間見えるはずだ。

家計簿を付けていない場合、とりあえず指標になりそうなのは、老後の生活費になるはずだ。
早期リタイアをするのだから、それは老後と変わらないという考えだが、それほど間違っていないと思う。
老後の生活費をネットで調べたところによると、以下が見つかった(https://hoken.kakaku.com/insurance/gpa/select/seikatuhi/)。

最低限の生活費:22.1万円
ゆとりある生活費:36.1万円

ちなみに、Lean/Fat FIREを行う場合は年金を支払う必要があるのに注意が必要。
老後の生活費は年金を貰う前提で年金支払い額が入っていないので、その分を上乗せする。

適当に調べた(https://money-viva.jp/nenkin/0010/)ところによると、国民年金は1万6,410円払うことにより、老後に月約6万5,000円もらえるという記述があった。
どこかの会社の従業員になって働くわけではないので、厚生年金は考えない。
国民年金第一号被保険者(無職とかフリーランスとか、自営業とかが入っている年金?)は付加保険料(400円)を支払う事で月額1万6,540円(令和2年)を上乗せしてもらえる制度があるらしいので、これも付加しておく。(なお、1万6,540円は40年支払った場合の金額なので満額はもらえないと思うので注意。たぶん30までにどこかしらで厚生年金を払っているだろうからそちらでいくらかもらえるだろうという前提で気にしないことにした)

と言うわけで、必要な金額は以下になる。

最低限の生活費:22.1万円 + 16,410 + 400 = 237,810円
ゆとりある生活費:36.1万円 + 16,410 + 400 = 377,810円

上記は年額以下のとおり。

最低限の生活費:2,853,720円/年
ゆとりある生活費:4,533,720円/年

FIREに必要な金額は25倍。リスク回避資金が5年分。それぞれ以下になる

最低限の生活費(x25):71,343,000円
ゆとりある生活費(x25):1,133,430,00円

最低限の生活費(リスク回避5年分):14,268,600円
ゆとりある生活費(リスク回避5年分):22,668,600円

最低限の生活費(x30):85,611,600円
ゆとりある生活費(x30):136,011,600円


上記から、FIREに必要な金額は、だいたい7,000万~1億4,000万程度ということになる。
これを例えば、22歳(大卒)から貯める場合、月に以下の金額の積立が必要になる。(積立期間の利益は無視)
(22歳から30歳までの期間は96ヶ月。小数第一位を四捨五入)

最低限の生活費(x25):743,156円/月
最低限の生活費(x30):891,788円/月
ゆとりある生活費(x25):1,180,656円/月
ゆとりある生活費(x30):1,416,788円/月

Lean FIREの場合、この最低限の生活費をさらに縮める努力をするのだと思う。
例えば、この最低限がどのような算定条件なのかを考えてみる。

どうやらこのPDF(https://www.stat.go.jp/data/kakei/2018np/gaikyo/pdf/gk02.pdf)が参考になるようだ。

高齢夫婦無職世帯の支出が235,615円。
高齢単身無職世帯の支出が149,603円。

22.1万円丁度に当てはまるものがないが、2人以上の世帯の内高齢無職世帯の支出は年齢別(世帯主)に以下のようにもなる。

60-64歳:157,169円
65-69歳:204,013円
70-74歳:192,482円
75歳-:191,566円

22.1万円はこのPDF(https://www.jili.or.jp/research/report/pdf/r1hosho.pdf)に記載があった。
これによると、老後の最低日常生活費が22.1万円/月で、ゆとりある生活に必要な上乗せ必要が平均14万円/月であるようだ。
22.1万円はこれを使い回した数値なのだろうと思う。

235,615円の内訳は以下の通り。

非消費支出   29,092
食料 27.7% 65,265
住居 5.8% 13,666
光熱・水道 8.4% 19,792
家具・事務用品 4.0% 9,425
被服及び履き物 2.6% 6,126
保健医療 6.4% 15,079
交通・通信 11.9% 28,038
教育 0.0% 0
教養娯楽 10.3% 24,268
その他支出 11.9% 28,038
交際費 10.9% 25,682
合計   235,615

235,615円の中に非消費支出は含まれないようなので、これは上乗せする必要がある。

非消費支出は29,092円なのでけっこうでかい金額がなかったことにされているようだ。

さて、非消費支出はおいといて、上記表を見て欲しい。

この中の何かが自分より多ければその分支出を圧縮する事ができる。

 

これは2人以上世帯の支出なので、食費65,265円というのに目が行くと思う。

自分はそんなに食費が掛からない。月3万で良い。ということになれば35,265円圧縮可能になる。

代わりに賃貸なので毎月6万かかるというので増える事もあるかもしれない。

6万かかる場合は46,334円の負担増になる。

持ち家で、食費は半分しかかからず、家具なんて買い換えないで、服は年1万、旅行なんか行かないし、娯楽は敵だ!、他人と付き合いなんてしない!とかすごく頑張って節約(?)すれば毎月104,840円節約できる。

これは22.1万から減る訳ではなく、235,615円から減る金額なので、そのままごっそり減るかと言えばそうではないが、参考にはなりそうだ。

仮に22.1万(+16,410+400)から10万減った場合(237,810 - 100000)137,810円で過ごせることになる。

そうなれば25倍、30倍の金額は以下の通りになる。

(x25)1,653,720 * 25 = 41,343,000円

(x30)1,653,720 * 30 = 49,611,600円

30倍の場合でも元の85,611,600円から3,600万円も節約できている。

これを30歳までに22歳から貯めた場合、たった月に516,788円(四捨五入)で達成可能だ。

元が743,156円だったのに比べれば少なく済むだろう。

と言うわけで、爪に火をともすような49,611,600円~もしかしたら旅行に行ける136,011,600円まですごい幅広い概算がでてきた。

人によるとはこのことだろう。やる気次第で必要な金額が変わるので、やはり家計簿等から自分なりの金額を算定した方が良い。

 

7. FIREの投資先

これは全く情報が出てこないが、投機ではなく投資を行う必要なので、以下割合で投資すると良いという情報があった。

債権投資40%、株式投資60%

投資は投機と違い、リスクを抑え、手数料を最小化し、税金を抑え、リターンを最大化する必要がある。

ハイリスクな投資(投機)といったら、仮想通貨やレバレッジを効かせたFX、先物取引、株の信用取引などがあると思う。

これらは運が良ければ凄い利益を出せるが、いきなり0やマイナスになる事も考えられる。

 

リスクを抑えるために債券を組み込んでいるだろうから、債券は利率が低いことが想像できる。

SBI証券で債券の利回りを確認してみたところ、債券のトップページでは以下の利率が既発債券として載っていた。

  • 2.023%
  • 0.848%
  • 0.344%
  • 1.801%
  • 2.214%
  • 1.311%
  • 90103%
  • 14.730%
  • 7.964%
  • 4.417%
  • 5.201%

利率が高いのは南アフリカランド建債だったり、トルコリラ建債だったり、インドルピー建債だったり、メキシコペソ建債だったりと新興国のリスクが高そうなものだったので、(個人的に)安全そうなアメリカ国債(2.023%)や豪ドル建債(1.801%)の様なものを選択する必要があると思う。

と言うわけで債券で得られる利率は0.5%~2%と仮定すると、残り6割の株では合わせて平均4%にするに足る高利回りが求められる。

 

債券2%が40%, 株4%が60%の場合、平均利回りは3.2%になる。

債券0.5%, 0.5%, 1%, 2%として、残り6割には6%の利回りが求められる

 

適当に調べて見たところ、インデックスファンドなら年4~6%が期待できるようだ。

また、不動産投資も利回り6%らしい。

投資の利回りは5%~9%が現実的ということなので、6%は非現実的と言うこともないようだ。

日本の株の平均配当利回りは約2%とのことなので、この株というのは日本株ではないのだろう。

そういえば、FIREはアメリカ発の概念だったので、アメリカ株を見て見よう。

アメリカ株は年4回配当される企業が多い上に、日本ではあまりないチョキ連続増配銘柄というのが沢山存在する。

連続増配銘柄はあまり値下がりせずリスクが低いのでFIREで買う上では理想的なのかもしれない。

ただし、リスク分散という意味で、いろいろなものに分散投資しポートフォリオ見直しが3ヶ月に1回くらい必要という話なので、お金を貯めている間に充分勉強をしよう。

 

個人的にはWealthnaviとかTheoとかでも6%を超えているので、その辺のポートフォリオを参考にしても良いかもしれない。

また、リスクが微妙かもしれないが、最近流行のソーシャルレンディングを使うというのもありだと思う。

為替リスクヘッジがされていればそれなりの収入になると思う。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

 

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