家にあるすべての本の電子化を行った。
以下のコードでpdfの数を数えたところ、合計は3,315だった。
1 2 3 4 5 6 7 |
from pathlib import Path p = Path("書籍が入っているフォルダのパス") len(list(p.glob("**/*.pdf"))) # 3315 |
ほとんどが漫画だが、一部ハリーポッターシリーズのようなハードカバーが含まれる。
かかった期間は、裁断機の購入履歴を調べて見たところ、驚きの7年間。
購入履歴を調べて見て意外に時間が経っているのに驚く。
そんな経ってたっけ???
購入した裁断機は「YG-LN」の「BA58A4 a」。
領収書によると送料込みで8,500円程度だった模様。
8,500円が未だに錆びずに使えているのはかなりコスパが良いと思う。
たぶん、当時の自炊ブログや情報サイト(2chまとめとか?)をいろいろ調べて、何が良いのか悩んだ末に購入したので、当時の偉人感謝しかない。
スキャナは1台目に2万円くらいした気がする棒状のものを買って後悔して、その後ScanSnap IX500(5万?6万?)を買い直して、最初からこれを買えば良かったと後悔したのを覚えている。
棒のようなスキャナ(1冊スキャンしただけで捨ててしまったので型番なんか覚えていない)は、名刺や免許証をスキャンするのは大得意だったようだ。
書籍の自炊には必須の重送検知機能がないのが致命的で、1冊スキャンするのに30分以上かかる有様だった。
重送された時にページ、前のページの下に潜り込んだりして順番がわからなくなりどうしようもなくなったのを覚えている。
同じ本を持っている友人にSkypeで順番を確認したのは良い思い出(?)だ。
目次
構成
ちなみに、私の自炊構成は以下の通り。
- スキャナ「ScanSnap ix500」
- 裁断機「BA58A4 a」
- ix500の洗浄剤(Cleaner F1)
- ix500の替えローラー
- 書籍保存場所としてSynology DS418play
- HDD 3TBを2個
- スイッチングハブ 8個口(ネットワークが足りなくなったので)
- ルーター(I-O Data WN-AX2033GR2/E、ipv4遅すぎ。ipv6が必要になった)
- LANケーブル(10mを2本くらい?)
- ACタップ(コンセントが足りなくなった)
使用金額
すべてうろ覚えで申し訳ないが・・・
- 5-6万
- 8,500円
- 1,690円
- 7,189円
- 6万
- 1.5万×2
- 3,000円かな?
- 7,000円
- 4,000円?
- 3,000円
くらいだと思う。
合計だと 171,379円 - 184,379円
計算してみたら信じられない!
すごい金額だ!
それから1冊あたり10分程度の労働時間がかかっている(と思う)。
本を切って、スキャンして、終わるの待って、終わったら新しい本をセットして、スキャン終わった本をまとめて捨てて、スキャン中に他の本を切って、のような作業を延々とする必要がある。
3,315冊なので、10分×3,315とすると、33,150分かかったことになる。(ほんとぉ?)
33,150分は552.5時間。休み無く作業すれば23.02日で終わるらしい。
23日で終わる作業に7年かかったのは若干びっくりした。
ただまあ、すごい飽きるし仕方ないね・・・。
ま、なんにせよ、すべての本をNASに入れたのでどこでも閲覧可能になったのは意外に便利だ。
会社で漫画は読まないが、外にいるときの空き時間にとか、あの技術書のここが見たいとか、そういうのですぐに対応できるのは良い。
ついでにSynologyのNASで遊べるのもなかなか良い。
今後は本の購入を電子書籍ですませるようにできれば、家に本があふれかえることはなくなるだろう。
書籍の電子化をしてみて
部屋が広くなった。
本をたくさん持っている人にはお勧めしたい。
あと、本棚が不要になる。
部屋の圧迫感がなくなる上、地震が来ても怖くないのは大きい気がする。
思えば、東日本大震災が電子化を始めたきっかけだったように思う。
でかい本棚2段重ねは倒れてきそうで怖いんだよね。
後書き
書籍をどのように管理するか(フォルダで分けるのか、アプリ使うのか)、
バックアップをどうするか(PCに入れてUSBHDD?クラウド?)、
形式を何にするか(PDF?epub?)
など、いろいろ考えることがあって、意外に楽しかったと思う。
あとは電子書籍をスマホ(iphone8)で読むのがきつくなってきたので、iPadを購入できれば自炊は一段落だと思う。
年だね・・・。